こんばんは、下手の横好きゆきちゃんです。

（写真は夕景さんより）
今回は磯づり館のふるいちさんに連れられて
一泊二日、三宅島遠征に行ってきました！
理由は後述しますが、今回は写真少なめです。
なので、わたしのイラストで再現して、釣行を振り返りたいと思います・・

22時に竹芝に集合して、東海汽船　橘丸にて22:30出航です！
初めての離島遠征、さよーなら大都会TOKYO！
フェリーに乗ったのも何年かぶりなのでテンションがんあがりです！
今回一緒に行くみなさんとで甲板で一杯やって就寝。
実は前日から風邪っぽい兆候がありまして
出発当日はばっちり熱も出ての感じだったんですけど、弱音吐いてる場合じゃないっす。
ってことで強行突破です、はい。
頭がぼーっとしますが、風邪薬飲んでなんとかするしかない！
朝4時半に船内放送で叩き起こされ、5時ちょい前に三宅島、伊ヶ谷港に到着。
暗くてあたりの様子はあんまりわかりませんでしたが・・あからさまに地面が濡れています。
・・そう！雨なのです！
出発前からの予報で雨と聞いていましたが・・やはり・・雨。
今回お世話になったのは民宿　夕景さん。
お迎えの車に乗せてもらい、宿へ。
そっからいそいそと釣りの準備です。
どうも西〜南西の風がびゅんびゅんと・・・完全に嫌な予感がします。

夕景さんであさごはんをいただきます。お部屋にお弁当が置いていました！
お腹ぺこぺこだったのでとても嬉しい！
明るくなってから「タイネ」という地磯に行きました。（鯛根と書くのかしら？）

夕景から車ですぐの地磯です。
車を停めて徒歩5分ぐらいでポイントです。
三宅の地磯は、車から近くてとても楽。一番遠いところでも徒歩15分ぐらいです。
火山の島なので、生えている草木はさほど違いがないのですが
岩肌はあきらかに溶岩という色をしていました。なんか黒いんです。

朝いちの様子はこんな感じ。
がちゃがちゃしてて、サラシがどばーっと出てて、正面から風が吹いてくる。
でも釣りが成立しないというレベルではなかったので、なんとかやってみます。
仕掛けが安定しないかなーということで、ふるいち先生のアドバイスどうり
浮力1の円錐ウキに、サルカンっぽくなってる1号のオモリつけて
6号ハリスにグレバリの11号で、重めの設定で仕掛け安定させようという感じです。
が、あんま食ってくるイメージが湧かなかったのですぐに仕掛け変更。
大きめの謎の浮力0の中通し円錐ウキに、潮受けのウキ止め無し
ハリスは2ヒロでオモリなしで、足元から真っ直ぐ正面にある潮目を狙ってやってみます。

ふるいち先生の竿が曲がってて、なんかいいの食った感じでした！
そうすると出てきたのはオキナメジナちゃん。太い。
オキナメジナちゃんはデブですね。45cmよりちょい大きいかなぐらいでした。
黙々とやります、風に負けずにやります。
しばらくはなんも食わなかったんですけど、時合だったのか
なんかヒットしたんです！

三宅でのファースト・フィッシュは
イスズミ白メジナです！！（笑）
40cmぎりあるかなーぐらいでした、しかしめっちゃ引く！
すごいですね、イスズミ白メジナ・・
ひったくるようなアタリでした。
そしてここタイネはけっこう足場が高いんです。
海面から7m以上はあるのでタモが使えないのです。
なので引っこ抜き（笑）
レマーレ Ⅴで6号ハリスで引っこ抜き・・！！こんなのは体験したことがございません（笑）
しかしレマーレさんのパワーすげーっす！

そこからはパタパタと食ってくるようになりました。
1発でかいのバラして（ライン飛んだ）もう1発は足元まで寄せてきたら
ツムブリさんだったんですけど、これもバラして
20cmちょいちょい、ぎりぎり30cmぐらいのオナガがあっちこっちで釣れてきました。
その後ですね、すっごいアタリででかいのが食ったんです。
ふるいち先生も「糸出さないでためてためて！」と見守ってくれたんです。
パワー勝負のファイトで寄せてきて・・
おや・・なんか魚体が白い・・・

50cmはあろうかというハイパーでっかいイスズミ白メジナ・・
でかいし強い・・だけどイスズミ・・ただ疲れただけでした・・残念。
でもなんかちょっとかっこいいでしょ？（笑）
持ってる魚がオナガならもっとかっこいいんですけどね・・

ここからは雨もひどくなり・・ですね・・うねりも強くなり・・ですね
この25cmちょいちょい、ギリ30cmないかなーというオナガちゃんを最後に
つかれて岩陰で寝てしまいました。
10時に一回あがって、車で島を一周します。
どっか良さそうなとこないかなーと、いろんな地磯を見てまわりましたが
どこもタイネより更にひどい感じで、いわゆる「洗濯機」状態。
サラシとうねりでどこも真っ白です。
ココナッツガーデンでお昼ごはんを食べてしばらく休憩。
雨脚は強くなり、あげくには雷まで聞こえてくるじゃないですか・・
完全にダメな感じです。シケですシケ。
14時ぐらいから、もういちどタイネに行ってみました。
午前に入ったのはタイネの左側の高台なんですが
右のワンドへいってみよう・・と。
そしてワンドへ着いたはいいですが・・ドッパーン！！と波かぶりまくり！
さすがに危険なので引き返すことになりました。
が、引き返すにも波かぶりまくりで、いやぁ被るというか
頭の上でバケツひっくり返したような状態で・・

そして、来る時に渡った溝というか川が、海水いっぱいになって渡れない・・
潮が引いたタイミング見計らって対岸に飛び移るのですが・・
お客様が最初に渡って、道具を投げて渡して
ふるいち先生が渡って・・取り残されるわたし。

最初よりもますます状況は悪くなり、さらに数回頭からまた波かぶり・・押し流されそうになり・・
ともあれ無事に生還できたんですが
全身びしょ濡れで車まで歩いている途中で・・
「あ、カメラポケットの中やわ・・・」
カメラ水没。
さようなら、GR。
不幸中の幸いといいますか、携帯電話は宿に忘れてきたので
こちらは水没せずにすみました。
でもカメラ水没で携帯は携帯していないってことなので
この後の釣行は写真なし、です。
諦めの悪いわたしたちは、こんな状況でも釣りできる場所を探します。
火葬場下と呼ばれるところも見てみたんですけど
こちらもどっぱーんかぶりまくりです。
三角波がどんどん押し寄せてきてます。
阿古漁港もダメ、なので坪田漁港の新堤防を見てみたけど
やっぱこちらもかぶりまくり。
なので坪田漁港の港内で、お茶を濁す感じでやってみようということになりました。
外は大シケなので、港内になんかいい魚が入ってるかもって希望を持ちつ。
船道の方はちょっと潮が行ったりもしてたんですけど
こういう港内は南房ウキがいんではないかと思い
南房ウキ2Bでやってみます。

じつに不毛であります。
離島まで来たのになんで堤防・・
しばらくやってると、向かいの堤防にいつの間にか3人の釣り人が。
やっぱどこも釣りできる状態じゃなくて、みなさんこちらの坪田に来たのですね。

しばらくしてGT(メッキちゃん)が釣れました（笑）
あとはコッパオナガが釣れたり、何故かマアジが釣れたり・・
離島でマアジって・・・
房総だと嬉しいサイズのアジでしたわぁ・・
ふるいち先生が35cmぎりあるかなーぐらいのオナガをかけたので
ちょっと期待できるかも！！と思ったのですが
なかなか同級生のオナガは出ず・・
17時にかかろうかというところで
ふるいち先生の方にも、お客様の方にも、そしてわたしの方にも
「ハタンポ」という魚が・・

調べてみましたが、「ミナミハタンポ」という魚で
千葉以南に生息していて、よく堤防などで打ち捨てられているそうですが（かわいそうに・・）
意外とこれ、ウマいらしいです。大型のものは刺身でどうぞ。
このハタンポというのが釣れると「打ち止め」と言われています。
何故か他の魚が食わなくなるんですね。
まさにそのとーりで、ハタンポが出現してからは
あれだけバタバタ食ってきてたコッパオナガが姿を消して
ハタンポ、クサフグとさらに不毛な感じになりました。
一日目の釣行はこれで終了・・
宿に帰ってひとっ風呂あびて、お夕食です。

すばらしき夕景さんのお夕食！！
メダイのムニエルレモン汁付き（？）にキハダのお刺身
明日葉とツナの和物、かぼちゃの煮付け、しめ鯖、里芋のサラダ、お漬物、そしてみそ汁とごはん！
これぞ、海のごはんですね〜！
おビールもいただいて満腹ほくほくです！
一日の釣行を振り返りながらのディナーでした。
他の釣り師の方曰くもやはり大しけで昼からは釣りにならなかったようです。
釣り師の朝は早い、そして釣り師の夜も早い。
20時にはすっかり就寝です。
4時半にアラームをセットしたものの・・
起こされたのは5時過ぎでした。
あたりはまだ暗い。
もそもそと準備してから2日目釣行スタートです！
前日とはうってかわってのお天気！
2日目もおなじタイネでやります。
わたし下手だし危なっかしいのでの選択っぽいです・・大変申し訳無い・・
左側先端よりちょい手前に入れてもらいました。
夕景の沖山さんに教えてもらいます。
風は右から吹いてきて、潮はゆっくり右へ行ってる感じです。
足元から流してもエサが持たないので沖に遠投してそっから流す。
・・なのですが、わたし圧倒的にラインメンディングが下手なので
沖がなかなか攻められず・・

「こうやって着水前にサミングして竿先右で、こうやるんだよ、ほら食った」
？！
沖山さんはリール右巻きなので、やりとりをさせてもらいました・・
50cm手前ぐらいの立派なクチブトでした・・なんか、ほんとすいません。
三宅では絶対持ってたほうがいいという8mのタモですくってもらいました。
三宅の磯は全部高いので、8m持ってると良いとのことです。
6人でタイネでやってみたんですが
みなさんツムブリやらオジサンやらまずまずサイズのオナガやら
あとはブダイ、カサゴ、白メジナなど釣っておられましたが
わたしが釣ったのこれ・・

ちっちゃいナンヨウカイワリと、かなりちっちゃい白メジナ・・
1日目はすごい集中してたと思うんですけど、2日目はなんか雑念いっぱい入っちゃってダメだった。
足元のサラシの下に巻き込む潮の中でブダイやらカサゴやらオナガが釣れてましたけど
基本、沖目の潮の中やれないと釣りになりませんね。
ほんとこれが下手で・・修行します。
13時の船で帰りますので、11時にはあがり
宿で釣具の片付けをして、船の時間まで宿でゆっくりします。
沖山さんが三宅の動画をいろいろ見せてくれました。
三宅ではいちばん熱いという「三本岳」の動画です。
一級磯まみれの三本岳、食ってくる魚はみんなでかい！
しかし海の状態で、渡れる日が非常に少ないみたいです。
しょっちゅう通っているひとでも、数えられるぐらいしか渡れないそうなので
チャンスがあればみなさま是非レア磯三本岳へ渡ってみてください！
あんまり釣れないわたしにお情けが・・
お客様がツムブリとオナガをくださいました。ほんと、すいません。
13時の船に乗り込み、竹芝へと帰ります。
島から離れたとたんに大波で、フェリーぐわんぐわん揺れます。
フェリー内のレストランでカレー食べてたんですけど、急いでかきこんで
即、就寝！
船酔い対策には寝るが一番です。
船室で横たわっていても恐怖で身がすくむぐらい揺れました・・
なんか船、バリバリ言ってるし・・
というわけで2日間みなさま本当にありがとうございました！
たいへん貴重な体験ができました！
周囲は切り立った断崖絶壁、だけど海はとても豊かで
モンスターフィッシュがうようよ泳いでる、三宅島。
溶岩の隙間から生えている木は焼け焦げ立ち枯れていて
まわりに緑の草木がしげってる。
すごく不思議な景色で、写真を撮ろうかと思ったけど
なんかそういうのは違うなと思ってやめました。
上手く言えませんが、大自然に対して畏怖と尊敬、そういう気持ち大事にしたいです。
ほんと、いろいろ思うことがいっぱいありました！
それは、お会いする機会がありましたらお話しますね。
是非是非釣りに行きましょう！
なんとか今シーズンにリベンジしたいところです！
しかし、それまでにまともに釣りできるようになりたいので
これは本当に修行が必要ですね・・・！
・・ついに極翔を買う時が来た感じでしょうか・・・
房総、伊豆あたり用の極翔1.5号と離島用のレマーレV！！！
がんばります！わたしがんばります！
さて次回は、木曜日に東古屋湖へ行ってまいります。
ボートでアレをアレします！
週末はほのぼのマンスリーフィッシングカップinTFA
そしてその翌日は川越水上公園でトラウトフェスタ2014ですよ〜！
離島はこういうウキが良いでしょう〜を下に掲載しておきます。

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ふるいち先生よりお写真が届きましたのでこれを・・

たぶんデカイスズミをかけた時かと・・
あまりにその風貌が戦士すぎて・・色をちょっと加工しました。
前のめりなっちゃだめ！ちゃんと腰と膝つかわないと！と思いました・・
しかし後ろの波がドッパーンなってますね。
この後の大シケを想像してください・・