たしか去年の暮れの段階で
「3月7,8日にありますのでよろしく」というお話をいただいておりました。
磯づり館のお客様を集めて、プチ大会を開くということなのです。
「サンスイフレンドシップ妻良」
伊豆に一泊しての釣行＆イベントでした！
人生初伊豆。
プチ大会は運営で動きまわるのであまり釣りはできませんが
前乗りしての前日はみっちり釣りできるとのことで
なけなしの道具を持って、いざ伊豆は妻良まで！
23時に磯づり館店長うちださんと合流のち
お客様を迎えにいって、一路伊豆へ・・
東名、小田厚、そっからウネウネ道をえーんやこら。
エサを買い込んで、妻良港に着いたのは4時半くらいだったでしょうか・・
出船は5時半なので、寝る時間がない！！！

下田（かな？）のラストコンビニでメシの買い出しやらなんやら。
妻良の港近所はトイレないってことなので
女子にはここがラストチャンスです！
・・磯でするわけにはいきませんからねぇ・・嫁入り前ですし。
今回お世話になる渡船は、五兵衛丸さん。
船長さんもおかあさんもとってもやさしい方です！

で、早速乗船です。
土曜日だというのに、他の乗船客が少ないこと！
まぁ、それもそうでしょう。
風がね・・・強いんです・・
北東がびゅんびゅん吹いておるのです。
妻良は風裏になるのですが、それでも吹いてるのです。
東側の磯はきっと出船できなかっただろうなぁ・・

初めての妻良。
なんかもうロケーションにびっくりです！
ファンタジー系RPGのフィールドマップのような大自然！
火山活動でできた半島なので、とにかく断崖絶壁がものすごいのです！
いやぁ・・なんか・・
地球って生きてるなぁ・・と感じる景色です。
都会で生きてるとなかなか感じられないことを気づかせてくれます。
で、まぁ釣り開始です。
藤稿さんは小太郎という磯、わたしとうちださんは陸ダイスという磯におります。
写真とってないんですけど、この小太郎という磯！！！
っていうか、妻良にはたくさんあるんですけど
いわゆる「チョンボリ」といわれる系の磯で
いやもう磯っていうか、小石？
小石です。
畳2枚分ぐらいしかないような面積の小石の上に乗っかって釣りするんです。
北東びゅんびゅんの吹きさらしですよ？
休憩はおろか、座ることもできないような小石の上に
バッカンその他タックル置いて釣りするんですよ！
ヤギの件といい、小石といい・・
磯釣り師は心臓に剛毛が生えてるとしか思えません。
わたしたちが乗った陸ダイスというところは
小石ではなく大石です。なので大丈夫です、多分。
船つけるとこが表。裏がポイント的に熱いってことで裏にまわります。
足元のえぐれてるとこか、沖目の根と根の間のとことかを狙います。
タナは竿1本半から2本てとこです。
いわずもがなでラインメンディング下手なわたしは
風もあるし、あんま潮がいってるって感じでもないので沖目はちょっと無理。
なので足元のえぐれをせめます。
早々に沖目でうちださんに何かヒット！
・・ベラ
何回か、ベラ。
なのでうちださんも足元にチェンジ。
そうすると足元で、キーパーサイズのクチブトを早々にゲットです！
やー、さすがですね！
なのでわたしもしつこく足元を狙います。
タナ深いしこんな時期だしで、クチブトのアタリを捉えるのは難しい！
と、思ったら急にひったくるようなアタリが！！！
けっこう引きが強いです、本命かしら？ドキドキ！！

まぁ、やっぱそうですよね、そんなもんですよね。
そんなうまくいくわけないじゃん・・
サンノジ先生です。
でも人生初でサンノジ先生釣りました！
35cmから40cmってとこでしょうかね？
イスズミを凌駕するほどのド外道、サンノジ先生。でも引きだけは強いです。
しっぽの三本線がキュートなおちょぼぐちです。
後にしばらく食わなくなったので沖を狙うと

こういうのが・・・
写真じゃわからないですけど、手のひらより余裕ででかいですし
けっこういいアタリだしたので、余計に腹立たしいです。
その後潮がちょっと変わって、下に潜るようになりました。
しつこく足元せめているとまたなんかヒット！
でもこれは横にだーっと走られてラインブレイク。
あの感じ、たぶんサンノジとかそっち系のろくでもないのでこれはどうでもいいです。
仕掛け直してすぐにまたヒット！
よしバトル！と思ったら、思いっきり足元に突っ込まれました！
ということは間違いない本命的なやつです！
でもハリス1.75号とかで、どんな付加で切れるのかとかなりビビリめで糸出したら
まぁ、あっけなく穴に入られたか根に張り付かれたかで。
引っこ抜いたらハリが折れて帰ってきましたよ・・
たぶんこれが潮止まり直前の話で
そっからなーんも食わなくなりました。
今度は表の方行って、うちださんが30cmあるなしぐらいのを数釣れるってことで
やってみてたのですが・・やっぱ・・沖目は・・下手で狙えないんです・・
まったくアタリが取れないんです・・あたってはいるんでしょうけど。
恐竜なみの鈍感さのわたしにはクチブトのアタリは繊細すぎてわからないんです。

磯変えで、お向かいにやってきた藤稿さん。
小石大好きな藤稿さんはやっぱりまた小石系に乗ります。
いや、小石派から言うならこれは中石ぐらいなんでしょうかね・・
表でまともに釣りできず、突風にあおられつつでやってましたが
まったくもって希望が見えないし、のこりあと一時間という具合になってしまいました。
今の自分の力量では表でとれないアタリに期待するよりも裏に戻って足元攻めたほうが
確率が良いんじゃないだろうかと思い、ひとり裏に戻る。
そしてしつこく足元をせめる。
飽きて投げ出しそうになるけどやる。
そうすると、ピュッとウキが消しこむアタリがあったんです！
竿にがつんと乗って、タモがないので大声で表のうちださんを呼びます。
さっきはビビって糸出しすぎたので、今度は竿でためます。
ためます、ためます！！！・・・・・・切れた。
チモトから切れた・・・
ハリスをチェックしたらささくれてた。根ズレたのかぁ・・
やりとしてる感じもデカそうだったので無念でなりませんが
残り時間も少ないので急いで仕掛け作り直し！
そんでネチネチ足元をせめます・・・！食った！

・・サンノジがね・・
あとで写真見て気づいたのですが、あれっ？
このサンノジ、チャームポイントの三本線が1本少ない・・
もしかしてニノジさんですか？
FBで後で話題にしたら、サンノジって成長ごとに線が増えるとか聞きました。
でかくなると線が5本になったりするそうですよ！！
うわああああゴノジ釣りたい！！笑
表でやってた時よりあからさまにちゃんとあたってきてるので
とにかく無我夢中でギリまでやります！
おや？なんかウキがしもってんな・・？潮かな？回収しようか・・
と、糸巻いたら・・魚乗ってますわぁーーー！！！！

ほ、本命やないですかーーー！待望のクチブトメジナさんですよ！！
測ってみたら38cm、初伊豆での初メジナです！
2cm足りないけど、納得の、執念の1枚です！最後の最後でやりました！
2発やられたので、こいつはかなり慎重にやりました。
ちゃんと左右に竿さばいて、ためて、ちゃんとできました！
釣った、じゃなくて釣れちゃったタイプですけど、結果でたからいいんです！
ちなみに写真はあまりにブサイクな顔してたので自重の意味で目線を入れました・・
だって半すっぴんだったんですもの・・
これで納竿、心地よく帰ることができました。

どうでもいいですが、磯で食べたおにぎり。
伊豆にきてコンビニの金目鯛とは・・笑

妻良の大自然。
船から眺めてたのですけど、わたしは不思議でなりませんでした。
なんであんなてっぺんに草木が生えるのかなーと。
風が種子を運んできてるんでしょうかね。
火山活動で溶岩が山になり、風が種を運んで草木が生まれる。
潮風が岩を削って、山は朽ちて崩れてゆく。
ち、地球はでっかいロマンの宝庫やぁーー！！

釣り人が去ったあとで、コマセをついばむカモメの群れ。

この岩なんかまるっきり溶岩ぽいですもんね。
いったい何年ぐらい前にできたのかなー？
三宅みたいに真っ黒な岩じゃないからきっと古いんでしょうね。

うちださんと藤稿さんのツーショット。

磯からあがって宿へ行く途中。
伊豆半島のさきっちょではもう春が来ていました。
菜の花も桜も満開です！
房総に居た頃にも思いましたが、半島のさきっちょはやっぱ春がくるの早いんですね。
今回のお宿は、民宿　たんぼさん。

またしても一人部屋を用意してくださいまして・・すいません。
とても綺麗ですし、お部屋も広くて快適です！

なんと目の前には漁港が・・！！！
わたし、完全に失敗しました。
事前に情報を何も入れなかったのですよね・・そんな、目の前が漁港だなんてそんな・・
14時で磯あがるやん？宿帰ってメシ食って風呂入るやん？
そしたら夜ヒマやん？
じゃあルアー投げるべきでしょ！！！
アジかメバルタックルぐらい用意すりゃよかった・・

ラストコンビニの近くのお店で一杯。（わたしは飲みませんでしたが）
美味いものを食って、翌日のイベントに備えます！
運営ですので、ずっと釣りするわけにはいきませんが
空いた時間に空いた磯で釣りできるってことなので
さてさて、今度は何が釣れるのやら・・？！
宿に戻ったのが20時。
どっぷり疲れて21時には就寝です。
釣り人の朝は・・というやつです。
4時出発ですので3時起き！！
果たして3時に起きることができるのでしょうか？！
そして魚を釣ることはできるのでしょうか？！
そして大会のゆくえは・・・？！
乞うご期待！