どうもみなさまこんにちは。
（別な意味で）持ってる女、ゆきちゃんです。
遠征から帰って、途中まで準備してたものの
謎の病に倒れ、寝込んでおりましたのでずいぶん遅れてしまいました・・
楽しみにしておられた皆様すいませんーー！おまたせしました！！
-----------では以下本文----------—-
わたしの師匠の一味で、いろいろ釣りを教えてくださった
とてもお世話になっている先輩方が、かねてから
「三宅行きたい！」との事で
今回、この遠征が実現しました。
もちろん三宅島親善大使こと磯づり館のふるいち先生も一緒です。
そして今回もお世話になったのが民宿　夕景さんです。
夕景の沖山さんが「前回のブログのイラストが良かった！」と
たいへん好評で、リクエストいただきましたので
今回けっこう写真も撮りましたが、無理やりイラストもはさみつつ
釣行を振り返りたいと思います！

18日夜、竹芝から橘丸に乗り込み、いざ目指すはパラダイス・アイランド三宅！
今回のメンバーはわたしと
東京-三宅の架け橋、ふるいち先生
おかず釣りならまかせろ！O先輩
別名「荒波親方」M先輩の4人です。
そう、荒波親方・・・シケを呼ぶのです。
東京湾を出たくらいから船はドッタンバッタン揺れまくり・・
わかってた事だけど・・わかってた事だけど・・
フェリーなのに釣り師の鉄板酔い止め「アネロン」を飲んで
朝の天気を心配しながら就寝。

4時の船内放送で叩き起こされ
外に見えるは楽園・三宅島！
さてさて今回はどんな事件が起こるのやら・・？！
今回は三池港に到着。
夕景のみなさんに新年のご挨拶をして車に乗り込み、宿へ。

夕景さんといえばの名物・のり弁！
釣行前に腹ごしらえです！こののり弁おいしいのよね・・

今回もひとり部屋を用意していただきました、ありがとうございます！
女子扱いしていただいて・・ほんとなんかすいません。
5時に宿に着いても、今は冬。
日がのぼるのはまだまだ遅いです。
のろのろと準備をして、いざ釣り！
なのですが
すでに西風がびゅんびゅんと・・・
完全に嫌な予感がします。
ぐぬぬ・・荒波親方ぁ・・

ともかく釣り場探し。
西風ですので、ひとまず島の東側へ行ってみます。

候補の「ツル根」。
朝焼けがとっても綺麗でした。
うーん、どうしよう？
沖山さんが提案する「離島らしい男の釣り」にはちょっと不向きな感じです。
やっぱ離島ですから、サラシがどばーーっと出てて
潮がズドーンと行ってるところがよいですよね？

ってことで、午前は「ママ」に決まりました。
風、つよっ！！！！
そしてこの「ママ」ですが
三宅の中でもわりと歩かないといけない地磯です。
15分ぐらいでしょうか？崖のような岩をてくてくと下っていきます。
行きはよいよい帰りは怖い・・とはこのことです。
降りた分だけ登らないといけないですからね・・
そこまで足場が悪いというわけではないですが
日頃運動不足の中年女子にはけっこうこたえます・・
余談ですが
わたし、磯釣り師がヤギにしか見えない症候群です。
ご存知かどうかわかりませんが
ヤギという奴は、完全なる断崖絶壁に何故かチョコンと居たりします。
山っていうかもう崖の途中とかに無理な体制で居座ってたりするんです。
磯釣り師と完全に一致ですよね。
磯釣り師って、まるで崖な岩肌にちょこんと居たりしますよね。
気になる人は「ヤギ　崖」でググって下さい。

そんなヤギ5人衆でいざ釣り開始です。
いやー、風がハンパなくてですね・・（どっちから吹いてたか忘れましたが）
先輩2人がまず竿出します。
すると数投でM先輩の竿が曲がっています！
わくわくしながら見守っていると
浮いてきたのは・・
良型の・・・
カワハギ
か、カワハギ？
人の顔ぐらいはあるだろう、相当でっかいカワハギです！
いや、これは本命ではないにしろキープの魚です！おみやげおみやげ！

そのすぐ後にM先輩もO先輩もいいサイズの尾長かけてました。
わたしはというと、ただでさえラインメンディング下手で
仕掛けまともに入れられないのに
強風に翻弄されて、なーんにもできず。

この大サラシですよー、いやぁ離島らしい！
どちゃどちゃです！
しかしながらこのママ、けっこう水深があるので
仕掛け安定させるのが難しいのです・・

（写真は夕景さん）
ほどなくしてふるいち先生の竿がえらい曲がりました。
すごい曲がりっぷりです！
しかもなかなか浮いてこない！
強靭な離島タックルでここまで手こずらせるその相手とは・・

（写真は夕景さん）
なんともうらやま！な、スマガツオです！！
お見事！
おいしいおみやげです！

しかしです。
ふるいち先生のスマを最後に
ヤギ5人衆の竿が曲がることはなく・・
午前の部は10時過ぎで早上がり。
ガイドの沖山さんも「この風はなんとも・・」と。

遠くに見えるは、三宅一級磯の塊、三本岳。
いつかは行ってみたいところではありますが
身体能力の低いわたしにはものすごいハードルが高いのです。
機会がありましたらその事についてもお話しましょう・・
以下、三宅の美しい風景写真をどうぞ。
釣行ブログなのに魚の写真が無いとかは言わないでください。


そしてその裏側の真実・・


さて、一旦宿に戻ります。
冬ですけど気温は10℃を上回るだろうという三宅の気候。
風があたらないところならぽかぽか陽気でうっかり昼寝をしてしまいそうになります。
夕景さんの縁側はまさに絶好の昼寝ポイントです。

お昼ごはんは夕景色さんの近所「ココナッツガーデン」で。

前回食べられなかった「南国チャーハンセット」をいただきます！！
ピリ辛チャーハンと小ラーメンのセットです！
「魚食わなきゃおやつ食え」と教えてくれたのはO先輩です。
魚くわねーからメシは食います！午後の釣りに向けてパワーためます！
そして午後。
今度は「空港下」とよばれるエリアに行ってみます。
今度は二手に分かれて
O先輩、M先輩は「エデン下」
わたし、ふるいち先生、沖山さんは「東穴」へ。
結果、なにも食ってきませんでした。
強風の中、カラスとバトルしながら
あの手この手でやってみましたが
無反応でした。

とにかく、こんな具合でまったく反応が無いのです・・
5時のチャイムが鳴った頃
この激シブの状況下でふるいち先生が執念のコッパメジナを3枚あげました。
ちょっと感動するぐらいの執念の釣りでした。

夕マヅメの入れ食いパニックに遭遇することもなく
わたしと沖山さんの竿は一度として曲がることなく・・
1日目の釣りを終えたのでした・・

東穴から見えた夕日がとっても綺麗でしたよ・・
青とオレンジのグラデーションがとっても素敵で・・
離島に来てまさかのボウズを食らった悲しみがこみ上げて・・
エデン下に入った先輩2人の方はというと・・
1投目でO先輩が45cmのクチブトを取り
2投目でカイワリを取りで
「ここ、入れ食いじゃね？！」と思ったのもつかの間
直後にベラ、ブダイをかけて以降何をやっても無反応・・
との事でした。
・・離島にもこんな渋い日あるんですねぇ・・
ガイドの沖山さんも「こんな事は年に1〜2回しかない」と。
その2/365を引き当ててしまうわたしたちですよ。
持ってるとしか言いようがありません。
轟沈し、宿に帰ってひとっ風呂。
後に夕飯です！

夕景さんのごはんはとっても豪華！
メダイの刺身、明日葉の和物、ノリの佃煮のようななにか
サバ入りカレーコロッケ、キンメの干物、ノリのみそ汁にごはん
さらにここからおでんも出てきてもう食べきれません！
少食の方はタッパーのご用意を。

M先輩のでかカワハギと、ふるいち先生のスマガツオを
刺身にしてもらいました！
釣り人の特権ですなぁ〜！
釣りたてほやほやの旨い魚をしっかり堪能。
心の中でひとり反省会をひらきつつ・・
釣り人の朝は早い、そして釣り人の夜も早い。
21時にはすっかり就寝です。
朝！！！
今回は無事4時に起床できまして
起きたものの・・のろのろと日が昇るまで準備。

そして朝ごはんはやはりこちら、のり弁です。
（帰りの船で半分食べよ・・）とせこいことを考えて、半分残して朝食終了。
暗いうちに地磯偵察に行っていた沖山さんとふるいち先生。
「今日竿曲がらなかったらヤバイよ？」というプレッシャーをかけられ・・
恐る恐る（前日のボウズを引きずりながら）出かけたのでありました。
さて、行き先は・・？
タイネ！！
た、タイネ？！
やった、タイネじゃん！
タイネは前回けっこうやりましたから、ある程度は勝手がわかりますよ！
これは・・・いけるかもしれん・・

タイネ、ちょうどええ感じです。
ウネリがちょい残った午前中に良いポイントだそうです。
足元からのサラシと、沖へ出る潮がええ具合なので
ラインメンディング下手なわたしでもなんとかやれそうな感じです！

ふるいち先生のたっているところらへんは
ちょうどオキナメジナポイントですよ！
釣ってみたい人はここの足元から先までを狙ってみてください。
オキナちゃん釣れますから。でかいですよ、オキナちゃん。

というわけで、釣り開始です！
わたしとM先輩O先輩は高場のとこ
ふるいち先生と沖山さんは左側の出っ張ってる岩はさんで手前側。
しかし沖山さん、今日こそはマジでわたしに釣らせようとしてくださって！！
けっこうみっちりついて教えてくださいました！
おかげさまで中盤には「ちゃんと釣りになってる」とお褒めのことばをいただきました・・感無量。
けっこうしょっぱなから先輩方釣ってます。さすがです。
でもタカノハダイまで釣っちゃってます。
この時点でO先輩五目達成・・・
（クチブト、オナガ、カイワリ、ベラ、タカッパ）
そんな釣ってる先輩を横目に
沖山さんにしっかり教えてもらいながら
目の前の沖目から外へ外へと狙っていきます。
離島、とくに三宅ですが、外房の釣りに似ているところがあります。
とにかくタナが浅い。
だいたいふたひろ以内で決着が着きます。（場所にもよるんでしょうが）
この日もハリスふたひろちょいぐらい取って
ウキ下はそれのみ、潮受けのゴムつけてスイベルの下になまり。
なじみが悪かったのでハリスのまんなかにちっちゃいガン玉。
沖山さんが「あそこらへんに仕掛けいれてー、で左からのサラシ使って沖へ流していってー
ほら、食ったんじゃね？」
？！
なに？！
たしかにウキがない！

やっとまともな・・魚が・・・今回はじめて竿が曲がりました！
三宅ではけっこう太いハリス（6号以上）なので、強引に勝負したほうがいいです。
もう糸出さないで強引に！

（写真は夕景さん）
大本命ではなかったですが、ギリ40たりない感じの
それでもいちおうまともなクチブトでした！
しかしなんなのその表情！！！
安堵感出まくってます！もう今日釣れなかったら釣りに辞表出すとこでした！

（写真は夕景さん）
ふるいち先生って、けっこうしれーーっと釣っちゃうタイプの人なんですよ・・
こっちで一生懸命やってたら「釣れましたよー」なんつって
こっちのタイドプールにオナガ2枚入れていった・・そしてしれーっと持ち場に帰っていった・・
その後もちょいちょいメジナのアタリあったんです、たぶん。
一発ものすごいのかけたんですけど、けっこうビビっちゃって
糸ちょいちょい出したりしてたら根に入られてしまいました・・
でもなんとなくあれ、オナガだったんだろーなーと思いました。
引きがね、クチブトと全然違う！パワーもスピードも違う！
量産型ザクとシャア専用ザクぐらいがいい例えでしょうかね？！
サイズ一緒なのに違うの！
それバラしたあと、一旦落ち着いた感じで
それでもあれこれやってたんです。
仕掛け付け直したりしてたら
O先輩が立て続けに例の名物を・・
え、名物ですよ。
あれです。
白メジナ。

わたしの方にもササヨちゃんが。
冬のイスズミは旨いらしいですよね、そういう話は聞きます。
八丈とかでも冬になると地元の人がごっついタックルもっておかず釣りに行くんだとか。
いや、でも今回はいいっすわぁ・・ということでお帰りいただきました。
しかしですよ！
ササヨササヨってばかにしますけど
こいつかなり引くんですよ！
根に入ったりとかの突っ込みじゃないけど
最初かけたときの「ドンッ」てのがけっこうパワー系です！
小回りがきいて巧みな感じじゃなくて、なんかもうパワーでグイグイくる。
しかもでかいし！
量産型グフってとこですかね？
（ドムって言おうとしたけど、あいつホバーだから小回りきくしなぁ・・）
突然のササヨタイムでO先輩が6目を達成。
「俺、ササヨ名人かもしれん・・」と嘆いておりましたが
ぽつぽつメジナが釣れだしました。
沖山先生はそばに居ませんでしたが
自分で仕掛け入れて流して「お、食った！」
「慎重にー」と両先輩から言われるも
「あ、これあんま大きくないんですぐ上がりますよー」
なんて言ったら

あれっ・・さっきよりでかいじゃん・・
41cmのクチブトさんです。
クチブトだからすぐ浮いてきたんでしょうね。
房総や伊豆ならこのサイズなかなか浮いてきませんが
三宅では3号の竿とかで6号のハリスとかですからね・・浮いちゃいます。
この後同級生サイズを2枚追加して納竿。
・・・そして納竿直後に沖山さんがオナガフィーバーしておられました・・
知ってました？三宅では手返しが重要なんですよ・・・40cm超えのオナガなのに・・
1投1尾なんですよ・・・三宅のポテンシャル恐るべし。
しかしです、釣りの神様には毎度やられます。いやぁ実にしっかりしておられる。
もしわたしが今回これで目的のオナガ釣っちゃってたらほら
闘志が減っちゃうじゃないですか、なんだもういけるじゃんって。
だから釣りの神様はいっつもこんな風にしてくれるんです。
釣りが嫌いにならない様に甘い汁をすすらせつつ、全部は与えてくれない。
釣り神様がそんなだからわたしどっぷりハマっちゃったじゃないですかーー！！
今度こそ、目的の尾長を！
そんであとシマアジ！スマ！あとオジサン！！！（オジサン食べたかった・・）

ともあれ2日目の釣行は大満足の結果となりました！
こんなメジナが入れ食いするんだから恐ろしい島ですよまったく。
ちなみにO先輩はオキナメジナを釣って7目達成しておられました・・
ナンヨウカイワリを人生で初めて釣ったらしく
初めて釣った魚は食う！といって持って帰られました。
後日聞いてみると「刺身で食ったけどシマアジみたいでうまかった！」とのことでした。
えっ・・旨いのかぁ・・持って帰りゃよかった・・
みなさん三宅ですよ！三宅！
わたしでも余裕で釣れちゃうんですから、絶対みなさん釣れますよ！
レバーブレーキが使えて、高所恐怖症じゃなければ大丈夫です！
男性とか女性とか関係なく釣れちゃいますから！
もしレバーブレーキ使えないってならわたしが外房のボラで教えます（笑）
帰りの船だったかでそんな話をしてたんですけど
磯タックル使ったことない人は
やっぱ最初レバーブレーキが難関みたいですね。
慣れちゃうとどーってことない事なんですけど
思えば最初はラインぐちゃぐちゃなったりとかしてたなぁ・・と
（まぁ今でもわたしはありますけど汗）
でもレバーでのやりとりを覚えると、これまた趣あって面白いですよ！
BB-Xシリーズだけだったのが最近はエクスセンスLBなんかもでちゃってますしね。
シーバスだけじゃなくてショアキャスティング全般でいけるんじゃないでしょうか？
よし、今度シーバスにハイパーフォース持っていこ。
なんだかんだでイラスト少なくてすいません・・
つぎはいっぱい書きますから！健康な時に！
また行きますから！三宅！毎月行きたい三宅・・
どっぷり三宅にハマってしまったわけです。
毎月行きたいので、離島用のリールの購入を検討しています。
やっぱ4号200巻けたほうがいいですよね・・レマーレかなぁ・・
さて、次回！
プライベートでどっか行くかもしれませんが
8日に船づり館イチオシの「東京湾テンヤ五目」に行ってきます！
何が釣れるかはその日までのお楽しみ！
ひとつの魚を虎視眈々と狙い続けるのも楽しいですけど
魚種が豊富なのは海の良いとこでもありますので
釣れるものはなんでも釣っちゃえ食っちゃえ！という楽しみ方もいいと思います！
あとそうですね、ぼちぼち房総の方が乗っ込みですのでそれも行きたいとこです。
あとサクラマスなんとか行きたいとは思ってるんですけど
道具全部そろえないといかんので・・道具揃い終わったらシーズン終わってんじゃね？
となりそうですけど、これもチャンスがあれば！
余談が長くなっちゃうんですけど
今「ノリ摘み」にものすごく興味ありまくりなので
近々磯いって魚よりまず先にノリ摘みたいです！
エサにするやつじゃないですよ？自分で食うノリです！
しかしノリ摘み初心者なのでノリ摘み情報教えてください！
ああ〜〜ノリのみそ汁たべたい・・
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ちょっと一旦ここでしめますが
後でこの記事に「ゆきちゃん画伯の三宅MAP」を追加しますね！
自分が行ったとこをこれからどんどん書き足していくマップの最初のをつくります！
「たんけんぼくのまち」みたいですね！チョーさん！
と、いうわけです！ではまた釣行ブログで〜